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【最重大】CVE-2026-48519 LangflowのRCE脆弱性公開フロー経由での遠隔コード実行対策完全ガイド AI Securityエンジニア必読

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本記事は公開時点の情報をもとにした速報記事です。内容が更新される場合があるため、必要に応じてベンダー公式情報や一次情報もあわせて確認してください。

目次

結論

  • 危険度: 情報なし
  • 対象: langflow <= 1.9.1
  • 修正: 1.9.2
  • KEV: No (NVD Critical由来。CISA KEVには未登録)
タイトルの緊急度プレフィックス(【至急】【最重大】等)の意味
表記 条件 意味 対応目安
【至急/ランサム悪用】 CISA KEV登録 + ランサムウェア悪用観測 ランサムグループが現在進行形で悪用 本日中に対応開始
【至急/重大】 CISA KEV登録 + CVSS 9.0以上 実世界で攻撃観測あり + スコア極めて高い 本日中に対応開始
【重大/KEV登録】 CISA KEV登録(CVSS低またはNVD未反映) 実世界で攻撃観測あり 数日以内
【最重大】 CVSS 9.5以上(KEV未登録) 理論上の危険度ほぼ満点、攻撃観測はまだない 1週間以内に対応計画
【重大】 CVSS 9.0〜9.4(KEV未登録) Critical帯の理論的高リスク 1〜2週間以内
【高】 CVSS 7.0〜8.9(KEV未登録) High帯のリスク 計画的に対応
(プレフィックスなし) CVSS 7.0未満 Medium以下のリスク 通常メンテで対応

「至急」と「最重大」の違い: 「至急」は CISA(米国政府機関)が 実際に悪用を観測した CVEに付与されます。「最重大」は CVSS スコア上は最高峰だが、まだ悪用観測がない ものです。同じCVSS 9.8でもKEV登録の有無で扱いが変わります。

最終更新: 2026-06-23 | 本記事は公式情報をもとに作成しています。最新情報はベンダー公式アドバイザリを必ずご確認ください。

STEP やること かかる目安
STEP 1 何が起きているか理解する 3分
STEP 2 急ぎ対応すべきか判断する 2分
STEP 3 自分の環境が対象か確認する 5分
STEP 4 修正を適用する 環境による
STEP 5 修正されたことを確認する 3分

STEP 1: 何が起きているか

一言でいうと

CVE-2026-48519は、langflowの1.9.1以前にある危険なRCE(リモートコード実行)脆弱性です。攻撃者は認証なしで共有プレイグラウンド機能にアクセスし、任意のPythonコードを実行できます。LLMゲートウェイやAI Agent環境の運用者にとって最優先で対策すべき問題です。

やさしく説明すると

あなたのアプリケーションは公園の中にある遊び場のようなものと考えてください。その遊び場は「共有プレイグラウンド」という名前で、招待状なしに誰でも遊べる仕組みです。この仕組みの中に、悪意ある人が勝手に危険な仕掛けを仕込める穴があります。つまり、合鍵なしで勝手に入って、悪い遊びをできてしまう状態です。

技術的な原因

この脆弱性の原因はCWE-94「コードインジェクション」です。攻撃者は/ api/v1/build_public_tmpというAPI経路から認証なしにアクセスします。ここにJSON形式で独自のPythonコードをノードのコード部分(data.nodes[X].data.node.template.code.value)として送り込み、サーバ上で任意のコードが実行されます。つまり、信頼できないデータを検証せずに直接コード実行に使っています。

影響を受けると何が困るか

  • APIキー(OpenAI/Anthropic等)や認証情報の漏洩
  • LLMやAI Agentのコンテキスト情報を含む機密データの窃取
  • プロンプトインジェクションを介したエージェント乗っ取りやモデル改ざん
  • リソースの無断消費による請求コストの急増
  • テナント間の情報漏洩やインフラ全体への横展開リスク
  • Cursor、Cline、CopilotなどAI駆動開発ツール経由でのローカルファイル読み取りや任意コード実行
  • IDE拡張機能のリモート操作

もっと詳しく調べたい人へ — 公式情報源マップ

本記事は以下の公式・準公式の情報源から内容を集約しています。一次情報を確認したい場合や英語で詳細を読みたい場合は、各リンクから直接アクセスできます。

カテゴリ 情報源 言語 何が分かるか リンク
総合 NVD(米国 NIST) 米国政府の脆弱性データベース。CVSSスコア、影響を受けるCPE、参考リンクの総合ハブ。最も網羅的。 開く
総合 MITRE CVE CVE採番機関の公式記録。CVE記述の「正本」。NVDより記載が簡潔だが一次情報。 開く
総合 JVN iPedia(JPCERT/CC・IPA) 日本のCSIRTが運用する脆弱性対策情報データベース。日本語で概要・対策が読める。掲載がない場合あり。 開く
総合 CISA KEV(悪用観測カタログ) 米国CISAが実際に悪用を確認している脆弱性のカタログ。掲載されていれば最優先で対応。 開く
総合 GitHub Advisory Database OSSパッケージ(npm/pypi/maven/composer/go等)別の脆弱性アドバイザリ。修正PRへのリンクが豊富。 開く
総合 OpenCVE 複数CVEデータベースの集約検索サービス。タイムラインや関連CVEの俯瞰に有用。 開く
Linux Red Hat CVE Red Hat製品(RHEL/CentOS Stream/Rocky/AlmaLinux系)の影響評価とパッチ状況。 開く
Linux Ubuntu Security Ubuntu の影響評価。各Ubuntuバージョン(22.04/24.04等)でのパッチ提供状況が一目で分かる。 開く
Linux Debian Security Tracker Debian の影響評価。stable/testing/sid別のパッチ状況。Debian派生ディストリ利用者向け。 開く
Linux SUSE CVE SUSE Linux Enterprise / openSUSE の影響評価とパッチ状況。 開く
悪用 Exploit Database 公開エクスプロイトのアーカイブ。検出ツールやペネトレーションテストでの参照用。 開く
悪用 Packet Storm Security セキュリティアドバイザリ・エクスプロイトの集約サイト。古めの情報も含む。 開く
悪用 GitHub PoC 検索 GitHubコード検索でCVE IDを直接検索。野良PoCの早期発見に。 開く
悪用 X(Twitter)検索 日英 直近の議論やニュースを観測。In-the-wild悪用の早期検知に有用。 開く
スキャナ Snyk Vulnerability DB パッケージ別の脆弱性詳細と修正バージョン。OSS依存ライブラリ追跡に有用。 開く
スキャナ Tenable(Nessus) Nessusスキャナでの検出プラグイン情報。検出ロジックの参考に。 開く
スキャナ Rapid7(Metasploit/Nexpose) Metasploit悪用モジュール、Nexposeでの検出情報。 開く

掲載しているのは無料でアクセスできる情報源のみです。CVEによっては掲載がないサイトもあります(特にJVN iPediaは日本国内で報告された脆弱性のみ掲載)。

STEP 2: 急ぎ対応すべきか判断する

結論: 【最重大】

判断根拠

  • CVSSスコア情報は未提供だが、GitHub Advisory Databaseでは critical(クリティカル) と評価
  • EPSS(悪用予測)スコアは存在しない
  • ランサムウェアによる悪用情報は不明(Unknown)
  • 公開されているPoCコードは存在しない(GitHub上に0件)
  • 認証不要かつネットワーク経由で任意のPythonコード実行が可能な重大脆弱性

誰が動くべきか

  • LLM GatewayやAgentフレームワーク運用チーム(Langflowを使用する全てのチーム)
  • AI駆動開発ツール(Cursor、Cline、Copilot、Aider、Claude Codeなど)利用者で、langflowを組み合わせている開発者
  • MLインフラチームやRAGパイプライン保守者(langflowをワークフローに組み込んでいる場合)

STEP 3: 自分の環境が対象か確認する

影響を受けるバージョン

製品 脆弱なバージョン範囲 修正版
langflow (Pythonパッケージ) ~1.9.1 1.9.2

バージョン確認コマンド

Python(pip)

pip show langflow

出力例:

Name: langflow
Version: 1.9.1
Summary: Build and deploy AI-powered agent workflows
...

判定: Version1.9.1以下(例: 1.9.1, 1.8.0など)なら脆弱。1.9.2以上なら安全。

Python(pip list + grep)

pip list | grep langflow

出力例:

langflow         1.9.1

判定: 1.9.1以下なら脆弱。

設定確認

この脆弱性はAPIの特定エンドポイント(/api/v1/build_public_tmp)において認証なしで任意コード実行を許す設計のため、設定依存ではありません。したがって、脆弱なバージョンを使っていれば必ず危険です。

Nucleiテンプレートでの検出

本CVEに対応した公開Nucleiテンプレートは提供されていません。バージョン確認やベンダー公式ツールでの検出を行ってください。

STEP 4: 修正を適用する

パッチ適用

Pythonパッケージ更新(pip)

pip install --upgrade langflow

出力例:

Successfully installed langflow-1.9.2

判定: 1.9.2以上がインストールされれば修正済み。

注意: パッチ適用前に必ずコードと設定のバックアップを取得してください。ステージング環境での動作検証を推奨します。運用環境のダウンタイム計画も検討してください。

パッチ即時適用ができない場合の暫定対応

現時点でベンダーから公式の暫定対応策は提示されていません。アクセス制御やネットワーク分離によるエンドポイントの遮断、WAF/IPSルールでの該当APIブロックを検討してください。

STEP 5: 修正されたことを確認する

STEP 3で実行したバージョン確認コマンドを、修正後に再度実行してください。

期待される出力

Python(pip)

pip show langflow

出力例:

Name: langflow
Version: 1.9.2
...

判定: バージョンが 1.9.2 以上ならOK

追加で確認すべきこと

Nucleiテンプレートは未提供のため利用できません。修正後のログを監視し、不審なアクセスや異常なAPI呼び出しがないか定期確認してください。

補足: 悪用観測状況

本CVEに関して、公開されたExploitコードやPoCは存在しません。GitHub Advisory Databaseでも公開PoCは0件です。CISA KEVカタログには未登録のため、現時点でランサムウェア含む悪用事例は確認されていません。

補足: CVSSメトリクス詳細

  • 攻撃元の距離(AV): 情報なし(通常ネットワーク越え)
  • 攻撃の困難さ(AC): 情報なし(認証なしでアクセス可能)
  • 必要な権限(PR): なし(認証不要)
  • ユーザ操作の必要性(UI): 不要(攻撃者がリクエストを送れば成立)
  • 機密性への影響(C): 高(重要情報漏洩の可能性)
  • 完全性への影響(I): 高(任意コード実行による改ざん可能)
  • 可用性への影響(A): 高(サービス妨害や資源悪用可能)

よくある質問(FAQ)

Q. このCVEに対応するために最低限すべきことは何ですか?

A. STEP 3のバージョン確認、STEP 4のパッチ適用、STEP 5の修正確認を順に実施してください。具体的なコマンドとバージョンは本記事内に記載しています。

Q. パッチが適用できない場合、どうすればよいですか?

A. 公式の暫定対応はありませんが、APIへのアクセス制御やネットワーク隔離、WAF/IPSでの該当エンドポイントの遮断を検討してください。

Q. 既に攻撃を受けているか確認する方法はありますか?

A. 攻撃痕跡はログの不審なAPI呼び出しや未知のPythonコード実行履歴などを監視してください。具体的なIOCはベンダー正式情報を参照してください。

Q. なぜEPSSスコアが重要なのですか?

A. CVSSは脆弱性の深刻度を示しますが、EPSSは「実際に悪用される確率」を表します。両方を確認すると優先度判断が正確になります。

Q. このCVEと類似の脆弱性は他にもありますか?

A. 同じCWE-94「コードインジェクション」の脆弱性は多数あります。特に認証なしでPythonコード実行を許す問題はAI Security分野で深刻です。

参考文献

本記事に関連するキーワードから、他のAIセキュリティ記事を探せます。

2026-06-24 追記

本記事の公開後、以下の重要な変化が確認されました(公開からの経過: 0日)。

項目 公開時点 2026-06-24時点 変化の意味
CVSSスコア変化 9 (low) 9.6 (CRITICAL) NVD再評価でスコアが上昇

CVSSスコア変化について

本脆弱性(CVE-2026-48519)は、NVDによる再評価の結果、CVSSスコアが「9 (low)」から「9.6 (CRITICAL)」へと大幅に引き上げられました。スコアがCritical(危険度最高水準)に格上げされたことで、本脆弱性の深刻さがより明確に認識される状況となっています。

このようなスコア上昇は、脆弱性による被害のインパクトや攻撃の容易さが現実的に極めて高いことを示唆しています。運用担当者は、該当バージョン(langflow <= 1.9.1)を使用している場合、できるだけ早急に対策(バージョンアップや機能制限など)を講じ、影響範囲や二次被害の有無も再点検することが推奨されます。公式アドバイザリや追加情報の発表にも引き続き注意を払い、対応方針の見直しを検討してください。

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