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CVE-2026-69250 Flowiseの認証不要SSRF脆弱性でLLMフロー攻撃リスク AI Security対策完全ガイド

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本記事は公開時点の情報をもとにした速報記事です。内容が更新される場合があるため、必要に応じてベンダー公式情報や一次情報もあわせて確認してください。

目次

結論

  • 危険度: 情報なし
  • 対象: flowise <= 3.1.2
  • 修正: 3.1.3
  • KEV: No (NVD Critical由来。CISA KEVには未登録)
タイトルの緊急度プレフィックス(【至急】【最重大】等)の意味
表記 条件 意味 対応目安
【至急/ランサム悪用】 CISA KEV登録 + ランサムウェア悪用観測 ランサムグループが現在進行形で悪用 本日中に対応開始
【至急/重大】 CISA KEV登録 + CVSS 9.0以上 実世界で攻撃観測あり + スコア極めて高い 本日中に対応開始
【重大/KEV登録】 CISA KEV登録(CVSS低またはNVD未反映) 実世界で攻撃観測あり 数日以内
【最重大】 CVSS 9.5以上(KEV未登録) 理論上の危険度ほぼ満点、攻撃観測はまだない 1週間以内に対応計画
【重大】 CVSS 9.0〜9.4(KEV未登録) Critical帯の理論的高リスク 1〜2週間以内
【高】 CVSS 7.0〜8.9(KEV未登録) High帯のリスク 計画的に対応
(プレフィックスなし) CVSS 7.0未満 Medium以下のリスク 通常メンテで対応

「至急」と「最重大」の違い: 「至急」は CISA(米国政府機関)が 実際に悪用を観測した CVEに付与されます。「最重大」は CVSS スコア上は最高峰だが、まだ悪用観測がない ものです。同じCVSS 9.8でもKEV登録の有無で扱いが変わります。

最終更新: 2026-08-04 | 本記事は公式情報をもとに作成しています。最新情報はベンダー公式アドバイザリを必ずご確認ください。

STEP やること かかる目安
STEP 1 何が起きているか理解する 5分
STEP 2 急ぎ対応すべきか判断する 3分
STEP 3 自分の環境が対象か確認する 10分~環境による
STEP 4 修正を適用する 環境による
STEP 5 修正されたことを確認する 5分

STEP 1: 何が起きているか

一言でいうと

CVE-2026-69250はFlowiseの3.1.2以前のバージョンで、認証なしでOAuth2のトークン更新APIを使い、攻撃者がサーバ経由で秘密情報を盗める脆弱性です。LLMゲートウェイ運用者にとって最優先対応です。

やさしく説明すると

この脆弱性は、まるで玄関の鍵を壊された状態です。誰でもトークンを「更新」できてしまい、サーバが攻撃者の指定した場所に情報を送ります。つまり、悪い人が合鍵を使わずに中に入り、秘密のパスワードを盗み出せるような状況です。

技術的な原因

この問題はCWE-639、すなわち「サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)」の一種に該当します。FlowiseのOAuth2トークン更新APIは認証無しで公開されていて、ユーザーが指定するURLに対しサーバ側がHTTPリクエストを送ります。そのリクエストを適切に検証せず、攻撃者の制御下にあるサーバへ情報を送信してしまいます。SSRFは「サーバが攻撃者の意図したリクエストを送る仕組みの誤用・悪用」です。

影響を受けると何が困るか

  • OAuth2トークンやクライアントシークレットが攻撃者に漏洩する
  • LLMゲートウェイのAPIキー(OpenAI/Anthropic等)が盗まれる恐れ
  • AIエージェントのプロンプトやコンテキスト情報が漏れ、顧客データが危険にさらされる
  • 悪用により、他のサーバやサービスへの横展開攻撃を受ける可能性
  • AI駆動開発ツール(Cursor/Cline/GitHub Copilot等)の認証情報や秘密情報が悪用される可能性

もっと詳しく調べたい人へ — 公式情報源マップ

本記事は以下の公式・準公式の情報源から内容を集約しています。一次情報を確認したい場合や英語で詳細を読みたい場合は、各リンクから直接アクセスできます。

カテゴリ 情報源 言語 何が分かるか リンク
総合 NVD(米国 NIST) 米国政府の脆弱性データベース。CVSSスコア、影響を受けるCPE、参考リンクの総合ハブ。最も網羅的。 開く
総合 MITRE CVE CVE採番機関の公式記録。CVE記述の「正本」。NVDより記載が簡潔だが一次情報。 開く
総合 JVN iPedia(JPCERT/CC・IPA) 日本のCSIRTが運用する脆弱性対策情報データベース。日本語で概要・対策が読める。掲載がない場合あり。 開く
総合 CISA KEV(悪用観測カタログ) 米国CISAが実際に悪用を確認している脆弱性のカタログ。掲載されていれば最優先で対応。 開く
総合 GitHub Advisory Database OSSパッケージ(npm/pypi/maven/composer/go等)別の脆弱性アドバイザリ。修正PRへのリンクが豊富。 開く
総合 OpenCVE 複数CVEデータベースの集約検索サービス。タイムラインや関連CVEの俯瞰に有用。 開く
Linux Red Hat CVE Red Hat製品(RHEL/CentOS Stream/Rocky/AlmaLinux系)の影響評価とパッチ状況。 開く
Linux Ubuntu Security Ubuntu の影響評価。各Ubuntuバージョン(22.04/24.04等)でのパッチ提供状況が一目で分かる。 開く
Linux Debian Security Tracker Debian の影響評価。stable/testing/sid別のパッチ状況。Debian派生ディストリ利用者向け。 開く
Linux SUSE CVE SUSE Linux Enterprise / openSUSE の影響評価とパッチ状況。 開く
悪用 Exploit Database 公開エクスプロイトのアーカイブ。検出ツールやペネトレーションテストでの参照用。 開く
悪用 Packet Storm Security セキュリティアドバイザリ・エクスプロイトの集約サイト。古めの情報も含む。 開く
悪用 GitHub PoC 検索 GitHubコード検索でCVE IDを直接検索。野良PoCの早期発見に。 開く
悪用 X(Twitter)検索 日英 直近の議論やニュースを観測。In-the-wild悪用の早期検知に有用。 開く
スキャナ Snyk Vulnerability DB パッケージ別の脆弱性詳細と修正バージョン。OSS依存ライブラリ追跡に有用。 開く
スキャナ Tenable(Nessus) Nessusスキャナでの検出プラグイン情報。検出ロジックの参考に。 開く
スキャナ Rapid7(Metasploit/Nexpose) Metasploit悪用モジュール、Nexposeでの検出情報。 開く

掲載しているのは無料でアクセスできる情報源のみです。CVEによっては掲載がないサイトもあります(特にJVN iPediaは日本国内で報告された脆弱性のみ掲載)。

STEP 2: 急ぎ対応すべきか判断する

結論: 中

判断根拠

  • CVSSスコア情報なし。ベンダーによると重要度は高いがランサムウェア等の悪用は未確認
  • EPSS(悪用予測スコア)データなし
  • ランサムウェア悪用情報は不明(CISA KEVには未登録)
  • 公開されたPoCや悪用コードはない(GitHub上の公開リポジトリゼロ)
  • 攻撃は認証不要で行えるが、挙動が高度で専用の攻撃準備が必要

誰が動くべきか

  • LLMゲートウェイ運用チーム(Flowiseを使っている場合)
  • Agentフレームワーク開発者(Flowise組み込みのOAuth2連携があれば対象)
  • バイブコーダー開発者(AI駆動開発ツールでFlowiseを統合利用する場合)

STEP 3: 自分の環境が対象か確認する

影響を受けるバージョン

製品 脆弱なバージョン範囲 修正版
flowise (npmパッケージ) 3.1.2以下 3.1.3

バージョン確認コマンド

Python (pip)

pip show flowise

出力例:

Name: flowise
Version: 3.1.2

判定: Version3.1.2以下 なら脆弱、3.1.3以上なら安全

Node.js (npm)

npm list flowise

出力例:

flowise@3.1.2

判定: バージョンが 3.1.2以下のとき脆弱、3.1.3以上なら修正済み

設定確認

この脆弱性はAPIの認証がない設計上の問題です。したがって、特殊な設定確認は不要です。Flowiseのバージョンが該当範囲なら脆弱です。

Nucleiテンプレートでの検出

現時点で公開されたNucleiテンプレートはありません。なのでバージョンチェックが主な検出手段です。

STEP 4: 修正を適用する

パッチ適用

npm (Node.js)

npm install flowise@3.1.3

出力例:

+ flowise@3.1.3
added 1 package and audited 100 packages in 3s
found 0 vulnerabilities

判定: バージョンが 3.1.3 以上になれば修正済み

注意: 更新前に必ずバックアップを取得してください。ステージング環境での検証後、本番に適用してください。ダウンタイム計画も必須です。

パッチ即時適用ができない場合の暫定対応

公式の暫定対応は提示されていません。ネットワークレベルで対象APIエンドポイントへのアクセス制限やWAFなどの対策検討が必要です。

STEP 5: 修正されたことを確認する

STEP 3で実施したバージョン確認コマンドを再度実行してください。

期待される出力

Python (pip)

pip show flowise

出力例:

Name: flowise
Version: 3.1.3

判定: バージョンが 3.1.3 以上ならOK

Node.js (npm)

npm list flowise

出力例:

flowise@3.1.3

判定: バージョンが 3.1.3 以上なら安全

追加で確認すべきこと

  • 該当APIエンドポイントへの不審なアクセスログがないか監視する
  • もしNucleiテンプレートが公開されたら、最新のルールで再検査を行う

補足: 悪用観測状況

執筆時点ではCISA KEVには登録されておらず、ランサムウェアによる悪用も報告されていません。GitHub上に公開されたPoCコードもありません。悪用の実績は現状ありませんが、認証不要のAPIであり隠れたリスクは高いため注意が必要です。

補足: CVSSメトリクス詳細

  • AV(攻撃元の位置): 未公開
  • AC(攻撃の難易度): 未公開
  • PR(攻撃に必要な権限): なし(認証不要)
  • UI(ユーザー操作): なし(自動実行可能)
  • S(スコープ): 変更なし(同一コンポーネント内)
  • C(機密性): 高(シークレット情報漏洩)
  • I(完全性): 低(情報改ざんは記載なし)
  • A(可用性): 低(サービス停止の記載なし)

よくある質問(FAQ)

Q. このCVEに対応するために最低限すべきことは何ですか?

A. STEP 3で対象バージョンか確認し、STEP 4で3.1.3へのアップデートを実施、STEP 5でバージョンやログを再確認してください。

Q. パッチが適用できない場合、どうすればよいですか?

A. 公式の暫定対応はありませんが、ネットワークでAPIエンドポイントへの不要なアクセスを遮断するなどリスク低減の対策を検討してください。

Q. 既に攻撃を受けているか確認する方法はありますか?

A. 攻撃ログや異常な外部リクエストのモニタリングを実施してください。GitHub Advisory Databaseで最新の検知指標を確認すると良いです。

Q. なぜEPSSスコアが重要なのですか?

A. CVSSは脆弱性の技術的深刻度を示しますが、EPSSは実際に悪用される可能性を示します。両方を参考にすると対応の優先順位が正確になります。

Q. このCVEと類似の脆弱性は他にもありますか?

A. SSRFに分類されるCWE-639の脆弱性は他にも多数あります。特に認証のないAPIが同様のリスクを持つ場合があります。

参考文献

本記事に関連するキーワードから、他のAIセキュリティ記事を探せます。

2026-08-05 追記

本記事の公開後、以下の重要な変化が確認されました(公開からの経過: 0日)。

項目 公開時点 2026-08-05時点 変化の意味
CVSSスコア変化 9 (low) 8.5 (HIGH) NVD再評価でスコアが下方修正
タイトルプレフィックス未付与 (プレフィックスなし) 【高】 公開時はタイトルに危険度プレフィックスが付いていない。最新状況では付与が妥当(記事生成時の凡ミス補正)

CVSSスコア変化

この脆弱性のCVSSスコアについて、公開時点では「9 (low)」が付与されていましたが、その後のNVDによる再評価の結果、「8.5 (HIGH)」へと下方修正されました。一般的にCVSSスコアは外部からの攻撃容易性や影響範囲を総合的に評価したものです。スコアがわずかに下がったとはいえ、「HIGH」帯のまま非常に重要なリスクであることに変わりありません。管理者は、依然として計画的かつ迅速な対応を推奨しますが、直ちに対外的な緊急対応とまではいかない水準に落ち着いたことを意味します。対策計画の優先順位を見直す参考情報としてご活用ください。

タイトルプレフィックス未付与

記事公開時にはタイトルに危険度を示す「【高】」などのプレフィックスが付与されていませんでしたが、最新の情報整理では「【高】」の付与が妥当と判断され、タイトル表記が補正されました。これは記事生成時の単純な運用ミスの補正であり、実際の危険度評価(CVSS 8.5/HIGH)と一致するものです。今後はリスクを一目で判断できるよう、該当する危険度プレフィックスをもれなく表示いたします。システム運用担当者や経営層は、この表記にも留意し、想定すべきリスクレベルを誤認しないようご注意ください。

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