MENU

【高】CVE-2026-45401 Open WebUIにおけるSSRF脆弱性で攻撃リスク拡大 AI Securityバイブコーダー必読対応手順

  • URLをコピーしました!

AI Security速報をXで配信しています!!

AI/LLM関連の脆弱性、PoC、KEV追加などの更新情報を見逃したくない方は、Xをフォローしてねー!

Xでフォローする

本記事は公開時点の情報をもとにした速報記事です。内容が更新される場合があるため、必要に応じてベンダー公式情報や一次情報もあわせて確認してください。

目次

結論

  • 危険度: High (CVSS 8.5)
  • 対象: open-webui <= 0.9.4
  • 修正: 0.9.5
  • KEV: No (NVD Critical由来。CISA KEVには未登録)
タイトルの緊急度プレフィックス(【至急】【最重大】等)の意味
表記 条件 意味 対応目安
【至急/ランサム悪用】 CISA KEV登録 + ランサムウェア悪用観測 ランサムグループが現在進行形で悪用 本日中に対応開始
【至急/重大】 CISA KEV登録 + CVSS 9.0以上 実世界で攻撃観測あり + スコア極めて高い 本日中に対応開始
【重大/KEV登録】 CISA KEV登録(CVSS低またはNVD未反映) 実世界で攻撃観測あり 数日以内
【最重大】 CVSS 9.5以上(KEV未登録) 理論上の危険度ほぼ満点、攻撃観測はまだない 1週間以内に対応計画
【重大】 CVSS 9.0〜9.4(KEV未登録) Critical帯の理論的高リスク 1〜2週間以内
【高】 CVSS 7.0〜8.9(KEV未登録) High帯のリスク 計画的に対応
(プレフィックスなし) CVSS 7.0未満 Medium以下のリスク 通常メンテで対応

「至急」と「最重大」の違い: 「至急」は CISA(米国政府機関)が 実際に悪用を観測した CVEに付与されます。「最重大」は CVSS スコア上は最高峰だが、まだ悪用観測がない ものです。同じCVSS 9.8でもKEV登録の有無で扱いが変わります。

最終更新: 2026-05-15 | 本記事は公式情報をもとに作成しています。最新情報はベンダー公式アドバイザリを必ずご確認ください。

STEP やること かかる目安
STEP 1 何が起きているか理解する 3分
STEP 2 急ぎ対応すべきか判断する 3分
STEP 3 自分の環境が対象か確認する 5分
STEP 4 修正を適用する 環境依存
STEP 5 修正されたことを確認する 3分

STEP 1: 何が起きているか

一言でいうと

CVE-2026-45401は、open-webuiにある脆弱性で、認証済みユーザーが悪意あるURLを使い、認証不要の内部ネットワークの情報を読み取れます。LLMゲートウェイ運用者にとって最優先で対応すべき問題です。

やさしく説明すると

これは、たとえば玄関の鍵がかかっていても、玄関先に置いた箱の中に別のカギが隠されており、それを使って家の中に勝手に入られるような状況です。open-webuiのURL検証は最初の入り口だけしっかり確認しますが、その後の「案内に従う」形のリダイレクト先の住所を確認しません。結果的に悪意あるユーザーは、公開URL経由で内部ネットワークの大事な情報をのぞき見できます。

技術的な原因

この脆弱性はCWE-918「サーバーサイドリクエスト偽造(SSRF)」に分類されます。つまり、外部からのHTTPリクエストをサーバー自身が送る仕組みで、リダイレクト先のURL検証を適切に行っていません。初回のURLだけを検証し、HTTPクライアントが追跡する3xxリダイレクト先を検証していません。これにより、内部IP(例: 127.0.0.1や169.254.169.254、RFC1918のプライベートIP)へのアクセスが許されてしまいます。

影響を受けると何が困るか

  • APIキー(OpenAIやAnthropicなど)の漏洩や不正取得リスク
  • LLMのコンテキスト窃取、つまり顧客の機密データが盗まれる
  • プロンプトインジェクションによるAgentの乗っ取りや悪用
  • モデルやRAG(retrieval-augmented generation)データの改ざんの可能性
  • 不要なデータアクセスによる請求コストの急増
  • 複数テナントがある場合のテナント間情報漏洩リスク
  • インフラ全体への横展開、他サービスへの不正侵入
  • AIコーディングツール(CursorやCline、Copilot等)経由のローカルファイル読み取りや任意コード実行
  • IDE拡張のリモート操作を悪用される恐れ
  • 重要な環境変数や.envファイル、認証情報の漏洩

もっと詳しく調べたい人へ — 公式情報源マップ

本記事は以下の公式・準公式の情報源から内容を集約しています。一次情報を確認したい場合や英語で詳細を読みたい場合は、各リンクから直接アクセスできます。

カテゴリ 情報源 言語 何が分かるか リンク
総合 NVD(米国 NIST) 米国政府の脆弱性データベース。CVSSスコア、影響を受けるCPE、参考リンクの総合ハブ。最も網羅的。 開く
総合 MITRE CVE CVE採番機関の公式記録。CVE記述の「正本」。NVDより記載が簡潔だが一次情報。 開く
総合 JVN iPedia(JPCERT/CC・IPA) 日本のCSIRTが運用する脆弱性対策情報データベース。日本語で概要・対策が読める。掲載がない場合あり。 開く
総合 CISA KEV(悪用観測カタログ) 米国CISAが実際に悪用を確認している脆弱性のカタログ。掲載されていれば最優先で対応。 開く
総合 GitHub Advisory Database OSSパッケージ(npm/pypi/maven/composer/go等)別の脆弱性アドバイザリ。修正PRへのリンクが豊富。 開く
総合 OpenCVE 複数CVEデータベースの集約検索サービス。タイムラインや関連CVEの俯瞰に有用。 開く
Linux Red Hat CVE Red Hat製品(RHEL/CentOS Stream/Rocky/AlmaLinux系)の影響評価とパッチ状況。 開く
Linux Ubuntu Security Ubuntu の影響評価。各Ubuntuバージョン(22.04/24.04等)でのパッチ提供状況が一目で分かる。 開く
Linux Debian Security Tracker Debian の影響評価。stable/testing/sid別のパッチ状況。Debian派生ディストリ利用者向け。 開く
Linux SUSE CVE SUSE Linux Enterprise / openSUSE の影響評価とパッチ状況。 開く
悪用 Exploit Database 公開エクスプロイトのアーカイブ。検出ツールやペネトレーションテストでの参照用。 開く
悪用 Packet Storm Security セキュリティアドバイザリ・エクスプロイトの集約サイト。古めの情報も含む。 開く
悪用 GitHub PoC 検索 GitHubコード検索でCVE IDを直接検索。野良PoCの早期発見に。 開く
悪用 X(Twitter)検索 日英 直近の議論やニュースを観測。In-the-wild悪用の早期検知に有用。 開く
スキャナ Snyk Vulnerability DB パッケージ別の脆弱性詳細と修正バージョン。OSS依存ライブラリ追跡に有用。 開く
スキャナ Tenable(Nessus) Nessusスキャナでの検出プラグイン情報。検出ロジックの参考に。 開く
スキャナ Rapid7(Metasploit/Nexpose) Metasploit悪用モジュール、Nexposeでの検出情報。 開く

掲載しているのは無料でアクセスできる情報源のみです。CVEによっては掲載がないサイトもあります(特にJVN iPediaは日本国内で報告された脆弱性のみ掲載)。

STEP 2: 急ぎ対応すべきか判断する

結論: 高

判断根拠

  • CVSS v3.1 スコアは 8.5 (High)。実務的には重要で、速やかな対応が望ましいレベルです。
  • EPSSスコアは公開されていませんが、ランサムウェア悪用の観測はありません。
  • 公開されているPoCやExploitは現在0件で、武器化はされていません。
  • 攻撃に必要なのは、認証済みの低権限ユーザーアクセスで、ネットワーク経由での攻撃が可能です。
  • 攻撃はHTTP 3xxリダイレクトの不適切な検証を悪用し、内部ネットワークへのアクセスを可能にします。

誰が動くべきか

  • LLM Gateway 運用チーム(open-webuiを利用・運用している場合)
  • Agent フレームワーク開発者(LangChainなどを連携している場合)
  • RAGパイプライン保守者(open-webui経由でデータ取得している場合)
  • バイブコーダー開発者(Cursor/Cline/Aider/GitHub Copilot/Claude CodeなどをAI駆動開発に使っている場合)
  • AIコーディングツールの環境管理者

STEP 3: 自分の環境が対象か確認する

影響を受けるバージョン

製品 脆弱なバージョン範囲 修正版
open-webui (Pythonパッケージ) 0.9.4 以下 0.9.5

バージョン確認コマンド

Python (pip)

pip show open-webui

出力例:

Name: open-webui
Version: 0.9.4
Summary: Open WebUI - Self-hosted AI platform
...

判定: Versionが 0.9.4 以下なら脆弱。0.9.5 以上なら安全。

Python (pip list)

pip list | grep open-webui

出力例:

open-webui 0.9.4

判定: Versionが 0.9.4 以下なら脆弱。0.9.5 以上なら安全。

設定確認

この脆弱性は設定依存ではなく、バージョンが対象範囲内であれば脆弱です。特別な設定チェックは不要です。

Nucleiテンプレートでの検出

現時点で公開されているNucleiテンプレートはありません。バージョン確認をコアに対応してください。

STEP 4: 修正を適用する

パッチ適用

Python (pip)

pip install --upgrade open-webui

出力例:

Successfully installed open-webui-0.9.5

判定: バージョンが 0.9.5 以上にアップグレードされていれば修正済。

注意: 可能な限り事前に開発/検証環境で動作確認を行い、バックアップを取得してください。ダウンタイム計画も検討しましょう。

パッチ即時適用ができない場合の暫定対応

現時点で公式の暫定対応は提示されていません。緊急時は該当機能のアクセス制限やネットワークレベルで内部IPへのリクエスト制御を検討してください。

STEP 5: 修正されたことを確認する

STEP 3で実行したバージョン確認コマンドを再度実行します。

期待される出力

Python (pip)

pip show open-webui

出力例:

Name: open-webui
Version: 0.9.5
Summary: Open WebUI - Self-hosted AI platform
...

判定: バージョンが 0.9.5 以上ならOK

Python (pip list)

pip list | grep open-webui

出力例:

open-webui 0.9.5

判定: バージョンが 0.9.5 以上ならOK

追加で確認すべきこと

修正後に不審なアクセスログがないか監視してください。公開Nucleiテンプレートはありませんが、今後の公開があれば再スキャンを推奨します。

補足: 悪用観測状況

2026年5月時点で、CISA KEVに本CVEは未登録です。ランサムウェア等による悪用は確認されていません。GitHub上のPoCや公開エクスプロイトも見当たりません。

よって、現状では実運用環境に直ちに攻撃が届いている証拠はありませんが、高いCVSSスコアから早急な対応が望まれます。

補足: CVSSメトリクス詳細

  • AV(攻撃元): NETWORK。攻撃者がネットワーク経由で攻撃可能。
  • AC(攻撃複雑度): LOW。攻撃の準備は簡単。
  • PR(必要権限): LOW。低い権限ユーザーで可能。
  • UI(ユーザ操作): NONE。ユーザーの追加操作不要。
  • S(スコープ): CHANGED。悪用で影響範囲が拡大。
  • C(機密性影響): HIGH。機密情報が漏れる可能性。
  • I(完全性影響): LOW。改ざんの可能性は低いが存在。
  • A(可用性影響): NONE。サービス停止はなし。

よくある質問(FAQ)

Q. このCVEに対応するために最低限すべきことは何ですか?

A. STEP 3で対象バージョンの確認を行い、脆弱ならSTEP 4でバージョン0.9.5へのアップグレードを実施してください。STEP 5で適用確認も必須です。

Q. パッチが適用できない場合、どうすればよいですか?

A. 公式の暫定対応はありませんが、内部ネットワークへのHTTPリクエストを制限したり、不審なURLアクセスを防ぐ設定を検討してください。

Q. 既に攻撃を受けているか確認する方法はありますか?

A. 攻撃の直接的な検出は難しいですが、不審な内部ネットワークアクセスやログの確認が有効です。ベンダー提供のIOC情報があれば活用してください。

Q. なぜEPSSスコアが重要なのですか?

A. CVSSは脆弱性の危険度を示しますが、EPSSは「実際に悪用される確率」を示します。両方を見ると対応の優先度をより正確に判断できます。

Q. このCVEと類似の脆弱性は他にもありますか?

A. CWE-918「サーバサイドリクエスト偽造」関連の脆弱性は他にも多く報告されています。HTTPリダイレクトの不適切検証が共通した原因となることがあります。

参考文献

本記事に関連するキーワードから、他のAIセキュリティ記事を探せます。

AI Security速報を継続配信しています!!

AI/LLM関連の脆弱性、PoC、KEV追加、海外アドバイザリなどを X で配信してるので、ぜひフォローをお願いします!

@ai_sec_news_256 をフォロー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次