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【高】CVE-2026-45671 Open WebUIの認証バイパスによるファイル削除脆弱性対策ガイド AI Securityバイブコーダー必読の対応手順

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本記事は公開時点の情報をもとにした速報記事です。内容が更新される場合があるため、必要に応じてベンダー公式情報や一次情報もあわせて確認してください。

目次

結論

  • 危険度: High (CVSS 8)
  • 対象: open-webui <= 0.8.12
  • 修正: 0.9.0
  • KEV: No (NVD Critical由来。CISA KEVには未登録)
タイトルの緊急度プレフィックス(【至急】【最重大】等)の意味
表記 条件 意味 対応目安
【至急/ランサム悪用】 CISA KEV登録 + ランサムウェア悪用観測 ランサムグループが現在進行形で悪用 本日中に対応開始
【至急/重大】 CISA KEV登録 + CVSS 9.0以上 実世界で攻撃観測あり + スコア極めて高い 本日中に対応開始
【重大/KEV登録】 CISA KEV登録(CVSS低またはNVD未反映) 実世界で攻撃観測あり 数日以内
【最重大】 CVSS 9.5以上(KEV未登録) 理論上の危険度ほぼ満点、攻撃観測はまだない 1週間以内に対応計画
【重大】 CVSS 9.0〜9.4(KEV未登録) Critical帯の理論的高リスク 1〜2週間以内
【高】 CVSS 7.0〜8.9(KEV未登録) High帯のリスク 計画的に対応
(プレフィックスなし) CVSS 7.0未満 Medium以下のリスク 通常メンテで対応

「至急」と「最重大」の違い: 「至急」は CISA(米国政府機関)が 実際に悪用を観測した CVEに付与されます。「最重大」は CVSS スコア上は最高峰だが、まだ悪用観測がない ものです。同じCVSS 9.8でもKEV登録の有無で扱いが変わります。

最終更新: 2026-05-15 | 本記事は公式情報をもとに作成しています。最新情報はベンダー公式アドバイザリを必ずご確認ください。

STEP やること かかる目安
STEP 1 何が起きているか理解する 5分
STEP 2 急ぎ対応すべきか判断する 3分
STEP 3 自分の環境が対象か確認する 5分
STEP 4 修正を適用する 環境により異なる
STEP 5 修正されたことを確認する 3分

STEP 1: 何が起きているか

一言でいうと

CVE-2026-45671はOpen WebUIの脆弱性で、認証済みユーザーが他人のファイルを不正に削除できます。LLMゲートウェイ運用者にとって最優先対応すべき危険な問題です。

やさしく説明すると

イメージは、社内チャットで共有中の資料フォルダーの鍵が誰でも開けられる状態です。認証したユーザーなら誰でも、他人の重要ファイルを削除できます。ファイルの識別子(UUID)が特定しづらくても、共有チャットを見るだけで知れてしまうため悪用リスクが高いです。

技術的な原因

脆弱性はCWE-639(認可バイパス)に分類されます。これは「アクセス権限の正しい判定ができていない」状態です。問題の関数has_access_to_file()は共有チャット経由でアクセス権を常に許可します。利用者の本人確認も操作の種類チェックも行わず、過剰に権限を与えてしまいます。

影響を受けると何が困るか

  • 他ユーザーのファイルを認証者が勝手に削除し、データ損失や業務継続に支障を来す
  • 共有チャットを利用するAgentフレームワークやLLMプロキシ運用において、権限管理が破綻する
  • 不注意または悪意あるバイブコーダー開発者やAI駆動開発者によるファイル損壊リスク
  • 運用中のAI GatewayやLLMアプリケーションの整合性を損ない、サービス停止や信頼喪失を招く
  • APIキーや認証情報の漏洩までは確認されていないが、連動する構成次第で横展開の危険もありうる

もっと詳しく調べたい人へ — 公式情報源マップ

本記事は以下の公式・準公式の情報源から内容を集約しています。一次情報を確認したい場合や英語で詳細を読みたい場合は、各リンクから直接アクセスできます。

カテゴリ 情報源 言語 何が分かるか リンク
総合 NVD(米国 NIST) 米国政府の脆弱性データベース。CVSSスコア、影響を受けるCPE、参考リンクの総合ハブ。最も網羅的。 開く
総合 MITRE CVE CVE採番機関の公式記録。CVE記述の「正本」。NVDより記載が簡潔だが一次情報。 開く
総合 JVN iPedia(JPCERT/CC・IPA) 日本のCSIRTが運用する脆弱性対策情報データベース。日本語で概要・対策が読める。掲載がない場合あり。 開く
総合 CISA KEV(悪用観測カタログ) 米国CISAが実際に悪用を確認している脆弱性のカタログ。掲載されていれば最優先で対応。 開く
総合 GitHub Advisory Database OSSパッケージ(npm/pypi/maven/composer/go等)別の脆弱性アドバイザリ。修正PRへのリンクが豊富。 開く
総合 OpenCVE 複数CVEデータベースの集約検索サービス。タイムラインや関連CVEの俯瞰に有用。 開く
Linux Red Hat CVE Red Hat製品(RHEL/CentOS Stream/Rocky/AlmaLinux系)の影響評価とパッチ状況。 開く
Linux Ubuntu Security Ubuntu の影響評価。各Ubuntuバージョン(22.04/24.04等)でのパッチ提供状況が一目で分かる。 開く
Linux Debian Security Tracker Debian の影響評価。stable/testing/sid別のパッチ状況。Debian派生ディストリ利用者向け。 開く
Linux SUSE CVE SUSE Linux Enterprise / openSUSE の影響評価とパッチ状況。 開く
悪用 Exploit Database 公開エクスプロイトのアーカイブ。検出ツールやペネトレーションテストでの参照用。 開く
悪用 Packet Storm Security セキュリティアドバイザリ・エクスプロイトの集約サイト。古めの情報も含む。 開く
悪用 GitHub PoC 検索 GitHubコード検索でCVE IDを直接検索。野良PoCの早期発見に。 開く
悪用 X(Twitter)検索 日英 直近の議論やニュースを観測。In-the-wild悪用の早期検知に有用。 開く
スキャナ Snyk Vulnerability DB パッケージ別の脆弱性詳細と修正バージョン。OSS依存ライブラリ追跡に有用。 開く
スキャナ Tenable(Nessus) Nessusスキャナでの検出プラグイン情報。検出ロジックの参考に。 開く
スキャナ Rapid7(Metasploit/Nexpose) Metasploit悪用モジュール、Nexposeでの検出情報。 開く

掲載しているのは無料でアクセスできる情報源のみです。CVEによっては掲載がないサイトもあります(特にJVN iPediaは日本国内で報告された脆弱性のみ掲載)。

STEP 2: 急ぎ対応すべきか判断する

結論: 高

判断根拠

  • CVSSスコアは8.0のHigh(高リスク)で、ネットワーク経由での攻撃が可能
  • EPSS(実際に悪用される確率)スコアは未提供だが、認証済みユーザー権限での不正削除が起きるため重大
  • ランサムウェア悪用の観測は現時点で確認されていない
  • 公開されたPoC(概念実証)コードはないが、GitHub Advisory Databaseで詳細な解析が公開されている
  • 攻撃には認証済みユーザー権限が必要で、ユーザ操作も必要だが、低い権限で許されるためリスクは高い

誰が動くべきか

  • Open WebUIを利用・運用しているLLM Gatewayの運用チーム
  • Agentフレームワーク開発者やRAGパイプライン保守者
  • バイブコーダー開発者やAI駆動開発者でOpen WebUIを使った開発環境を使用中の方
  • AI Securityに関わるインフラチームおよびSRE/SecOpsチーム

STEP 3: 自分の環境が対象か確認する

影響を受けるバージョン

製品 脆弱なバージョン範囲 修正版
open-webui 0.8.12以下 0.9.0

バージョン確認コマンド

Python (pip)

pip show open-webui

出力例:

Name: open-webui
Version: 0.8.12
Summary: Open WebUI - Local AI platform
...

判定: Version0.8.12以下なら脆弱。0.9.0以上で安全。

設定確認

この脆弱性は設定依存ではなく、バージョンが対象範囲なら必ず脆弱です。

Nucleiテンプレートでの検出

本CVEに対し公開されたNucleiテンプレートはありません。バージョン確認による評価を推奨します。

STEP 4: 修正を適用する

パッチ適用

Python (pip)

pip install --upgrade open-webui

出力例:

Successfully installed open-webui-0.9.0

判定: インストール結果に 0.9.0 が含まれていれば修正適用済み。

注意: パッチ適用前に必ずデータのバックアップを取得してください。ステージング環境で動作検証後、本番環境でのアップグレードを行うことを推奨します。

パッチ即時適用ができない場合の暫定対応

現時点で公式からの暫定対応策は提示されていません。認証されたユーザーのアクセス範囲を必要最低限に制限し、共有チャット機能の使用を控えるなどの運用面での対策を検討してください。

STEP 5: 修正されたことを確認する

STEP 3で実行したバージョン確認コマンドを再度実行してください。

期待される出力

Python (pip)

pip show open-webui

出力例:

Name: open-webui
Version: 0.9.0
Summary: Open WebUI - Local AI platform
...

判定: バージョンが 0.9.0 以上なら修正済みで安全です。

追加で確認すべきこと

  • 利用可能ならGitHub Advisory Databaseで最新のアラートやリリースノートを参照
  • ログ監視で不審な削除APIアクセスがないかを確認する
  • アップグレード後に共有チャット経由のファイルアクセス権が正しく制限されているか動作確認する

補足: 悪用観測状況

現時点でCISA KEVには未掲載で、ランサムウェアグループによる悪用情報はありません。GitHub上にも公開PoCコードは存在せず、攻撃ツールは確認されていません。ただし認証済みユーザー権限での悪用が可能なため注意が必要です。

補足: CVSSメトリクス詳細

  • AV (Attack Vector) – 攻撃元: NETWORK(ネットワーク越しの攻撃)
  • AC (Attack Complexity) – 攻撃複雑度: LOW(高い攻撃スキル不要)
  • PR (Privileges Required) – 必要権限: LOW(認証済みユーザー権限があれば可能)
  • UI (User Interaction) – ユーザ操作: REQUIRED(ユーザー操作が必要)
  • S (Scope) – スコープ: UNCHANGED(影響範囲は限定)
  • C (Confidentiality) – 機密性影響: HIGH(情報漏洩の可能性が高い)
  • I (Integrity) – 完全性影響: HIGH(データ改ざんが可能)
  • A (Availability) – 可用性影響: HIGH(サービス停止の可能性)

よくある質問(FAQ)

Q. このCVEに対応するために最低限すべきことは何ですか?

A. まず自分の環境のopen-webuiのバージョンをSTEP 3の方法で確認してください。脆弱なバージョンならSTEP 4で示した通り、0.9.0以上へアップグレードを実施してください。

Q. パッチが適用できない場合、どうすればよいですか?

A. 公式の暫定対応はありませんが、認証済みユーザーの権限管理を厳格化し、共有チャット経由のファイル操作を制限してください。ネットワーク隔離も検討してください。

Q. 既に攻撃を受けているか確認する方法はありますか?

A. ログ監視で他ユーザーのファイル削除API呼び出し履歴や不審な動作をチェックしてください。Github Advisory Databaseにて関連アラートを参照することも有効です。

Q. なぜEPSSスコアが重要なのですか?

A. CVSSは脆弱性の危険度を示しますが、EPSSは「実際に悪用される確率」を示します。両方を見ることで、優先的に対応すべき脆弱性を正確に判断できます。

Q. このCVEと類似の脆弱性は他にもありますか?

A. CWE-639(認可バイパス)に分類される脆弱性は他のAIやLLM関連製品でも見られます。権限チェック漏れが共通原因ですので、同様の設計ミスに注意してください。

参考文献

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